エアコン取り付け業者の技術

下請け取り付け業者は量販店からの依頼を受けて、エアコンを取り付けて正常に作動すれば仕事は完了です。
そのためにお客様の要望と下請け取り付け業者に求められている取り付け作業の技術に開きがあることもございます。
GTOではエアコンの販売から取り付けまで一貫して行なっているエアコン専門業者は、ただエアコンを取り付けるだけではなく、エアコンの能力を完全に発揮させるまでを自社の使命と責任としております。
そのため、下請け業者とは違った様々なノウハウがございます。

取り付け業者の技術

ノウハウ1|部屋の熱量計算

量販店でエアコンを購入しようとすると「何帖のお部屋ですか」とまず聞かれることがないでしょうか。
大体の場合はその答えに応じると「それでしたら、このエアコンがそのサイズ(帖)用です」と勧めてきます。
しかしメーカーの規定するエアコン事の指定のサイズ(帖)というのはあくまで目安であって正確なものではありません。
その部屋に最適なエアコンは建物の構造(木造・軽量鉄骨・鉄筋コンクリート等)、部屋や窓の向き(南向き・南東向き)、天井の高さ、家具の配置に寄って変わってまいります。
これはエアコンと室外機の設置ポイントにも関わってきますが、特に最近新築された戸建てやマンションでは部屋の形自体が不規則であったり、天井が高かったりするために、単純に部屋の広さだけでエアコンを決めることはできないのです。
そこでエアコン専門業者はその部屋に最適なエアコンを決定するために、部屋の「熱量計算」をいたします。これは部屋の容積を計算したうえで以下の項目についてあらかじめ決められている係数をかけて算出します。

  • 1. 窓の数と大きさ、窓の方位
  • 2. 建築構造材の種別
  • 3. 部屋の気密性

本来であれば、ここまで計算しなくては、その部屋に最適なエアコンを決めることはできません。
もちろん、多くの専門業者は数多く施工をしているので、この計算をすることなしに経験からエアコンをお勧めします。

ノウハウ2|エアコンと室外の設置ポイント

熱量計算の結果が同じであっても、部屋の形状・部屋全体の向きや窓の向きによって、エアコン本体を設置する場所によって、部屋の冷暖房の効果は変わってきます。

単純にエアコンの能力を100%発揮させるだけであれば、室内機から室外機までの距離ができるだけ短いほうが良いです。しかし、最も効率よく部屋を冷やし・温めるための条件として、以下の項目についても検討しなくてはなりません。

  • 1. エアコン・室外機ともに空気の吹き出し口に遮蔽物などがないこと
  • 2. 真下にタンスなど風の流れを遮るものがないこと
  • 3. 室内機と室外機の距離をなるべく最短にすること
  • 4. 配管の曲げをできるだけ少なくすること
  • 5. 換気扇から室内機を通ざけること

しかし、これらの項目はなにかを満たそうとすると別の条件に影響が出たりと、互いに矛盾するようなものが多々あります。これらの矛盾点を考慮しつつ、いかに理想的な妥協点を見つけ出すかが、専門業者の腕の見せ所なのです。

ノウハウ3|してはいけないガスパージ

新品の商品は室外機の中に冷媒ガスが入っています。
その為、エアコンを使えるようにするためには、室外機とエアコンを配管によってつなぎ、冷媒ガスがエアコン本体と室外機の間を循環するようにしなくてはなりません。
しかし、このときにただ配管を接続するだけだとエアコン本体と配管の中に空気が入ったままになってしまいます。
この空気を抜くために、普通は真空ポンプで空気を抜きます。しかし、多くの業者は「ガスパージ」と呼ばれる方法で空気を抜いています。この方法では、室外機のガス圧で室内機と配管の中の空気を抜いてしまいます。
簡単にいうと、室外機の冷却ガスでエアコン本体に流れる勢いで、室内機の空気を抜くのです。確かに、この方法ですと大きな機械を使うことなしに簡単に空気が抜けるのですが、簡単にできるぶん、完全に空気を抜くことはできません。
ですから、本当に完璧な仕事をしようとしている業者は、通常、この方法での空気抜きはしません。

ガスパージ

取り付け業者の使う真空ポンプ
画面下にある緑色のものが真空ポンプです。ポンプから出ている管をエアコンの配管につなぎ、室内機と配管の中を真空引きしています。空気が少しでも残っているとエアコンが冷えない原因になります。

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