飲食店の場合、必ず厨房が付いて回ります。厨房は油煙が出るので当然フードをつけて煙を外へひっぱりますので、負圧になります。そのため客席から厨房のほうに風が流れる形が基本になります。これは厨房の臭いが客席側にいかないようにするためにも必要なことです。
厨房は料理の美味しい臭いだけであれば、多少問題ないよということもありますが、厨房内のグリストラップ(油をためる場所)から腐敗臭が出て、客席でにおうということはよくある話です。空気の流れが逆になるケースもままあります。
室内での給気と排気という問題で、得てして起こりがちなのが、内装を行う場合、天井裏のスペースがあまりとれず、排気だけはとらなければという形で案外、外からの給気が取れていないことがあります。このような状態で換気扇は必要限度とらなければということで、施工がすすむと厨房内の不圧と客室内の圧が同程度になってしまうことがありえます。
これはちょっと違う例ですが、スペースがなくて仕方なく換気扇をエアコンの傍につけたケースですが、換気扇が支給品であったので気づかなかったのですが、エアコンの吹き出しのながれが上記のように換気扇の力で引っ張られ片側の吹き出しは換気扇にいき、反対側の吹き出しはエアコンの中央の吸い込みにいってしまいショートサーキットを起こした例です。
ショートサーキットとは暖かい風や冷たい風が店内に行き届かずにエアコンの付近で循環してしまいエアコンが温度を勘違いしてしまうケースです。このようなことがあるので、本来、エアコンと換気は密接な関係にあります。この例は飲食店だけに限ったケースではありませんが、飲食店ではタバコの煙料理の臭い、厨房の臭いなど、いろいろありますので店舗デザインも非常に大切ですが、よく計画する必要があります。
厨房内のエアコンに関して かなりよくあるケースですが、厨房内で通常客室などで使用する4方向吹き出しや天井吊りこのエアコンを使用しているケースがあります。本来、厨房内は油煙がかなりでますので、厨房の場合、2通りに考え方があります。
ひとつは専用のエアコンで油汚れに強いエアコンと、厨房内の空気を吸わずに、別なところから空気を吸い込み厨房内に冷気を送りこむ方法です。このような形をとることで、エアコンに油が付きにくくしメンテナンスの頻度を下げていきます。 これは案外、見えにくいのですが、何を言っているんだと内は通常のエアコンで10年厨房で使っているけど故障していないよという考えをお持ちのお客さまがおられます。
しかし、冷える、壊れないということでOKでしょうか。電気代がどのくらい大きく使用されているか比較するものがないので、そのようにお考えでしょう。じつはもう1台、エアコンが買えるくらいランニングコストが掛かっていることがあります。
臭いに関して これも飲食に限ったことではないかもしれませんが、レストランや居酒屋等ではタバコを吸う頻度が高いと思います。しかし、案外、空気清浄ユニットをつけていない店舗が多いのは不思議に感じます。
今、かなり臭いに敏感なお客様が増えており、別に空気清浄機を置くのもいいのですけれどエアコンはかなりの空気の循環を行いますので、空気清浄ユニットは効果があります。
確かにユニットは安いものではありませんが、組み込まれた形のほうが店内もすっきりしていますしエアコンのメンテナンスも頻度が少なくなります。意外とこれが普及せず、レンタルの空気清浄機が 多く見られるのは初期の投資ということなのでしょうか。
でも、これからはかなりの家庭で空気清浄機が普及していることを考えた場合、必要なものになってきているのではないかと思います。